先輩インタビュー

セリでの買い付け、顧客への販売、そして加工まで

2001年入社 鹿児島県出身 山文名北 大衆部福川 健二

名古屋の中央卸は、全国的にも大きな市場

私の仕事は、北部市場のセリでまず鮮魚を買い付け。買い付けた鮮魚に価格を付けて、今度は食品スーパーや料理店のお客様へ販売をします。その後、ウナギを捌いて加工します。仲卸の典型的な仕事を、毎日一通りやっている感じです。これは社員は、大体みんな同じ感じではないでしょうか。
そもそも入社したのは、魚釣りが好きだったという事が動機。鹿児島出身ですが、たまたま名古屋にも伝手があって、来てみたいなと思ってこっちに来ました。よくなぜ、名古屋かと質問されますけど、名古屋は、関東・関西に次いで大きな市場ですから、この手の求人もあるんですよね。あれから気が付くと、入社約20年経っていますね。毎日があっという間でした。

大量に仕入れ、数時間後、あっという間に売り切る。仲買人の醍醐味

この仕事をして感じるのは、もちろんセリでの鮮魚の見極めは、経験もいりますが、色々な知識も必要とされます。市場で扱う商品は皆さんが想像するよりも非常に多岐に渡ります。このため、その品物の取扱い方や売り買いの仕方、仕入れ先や売り先もバラエティに富んでいるんです。仕入れは、アジ300ケース、鰯200ケース、スルメイカ400ケース、ウナギ100ケースとか、1日に大量に仕入れてその日で販売しますから、動く金額もそれなりに大きいです。お客様から、事前に受けているオーダーも有れば、その日の入ってきた品の質と落札価格を見極めて、いいと思ったら買い付ける物もあります。自分が買い付けた魚がお客さんに高く評価してもらえるとやっぱり嬉しいです。

趣味の魚釣りでは、マグロ漁船で一本釣りに挑戦したい(笑)

ウナギ一匹10秒以内。捌きに最低3年

また、私は鰻も捌きますが、これも独特の道具を使って、今では一匹10秒以内で捌いています。関東は背開きしますが、こっちは腹開きです。この捌きが一人前と認められるまで、最低3年と言われています。グループ内に社外からも名人と言われる人がいますが、この方だと6秒で正確に捌いています。他にも、うちの社長のようにマグロの達人とか、ミスター〇〇とか言われる個性的な名人や達人がいる職人の世界でもあります。

昼過ぎに終わる仕事のメリット

プライベートでは、23歳の時に仕事先で出会った現在の嫁さんと、恋愛結婚。現在は小学生が一番上で3人の子どもがいて、一番下の子は生まれたばかり。勤務が普通の会社員と違うけど、嫁さんが、自分の職場を分かっているので、色々理解して協力してもらえるのは有り難いです。仕事も昼過ぎには終わるから、普通の会社員なら働いている時に、子どもと一緒に過ごして、子育てが出来ます。その辺は、この仕事のいいところです。

当社には、こうしたメリットや様々な仕事の面白さを一緒に感じてもらえる人に来てもらえると、きっと楽しく働けると思いますよ。

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